COMMENT

先が読めそ、、、、いや、読めない!
大きく笑う、、、手前のクスッとする感じ!
出会う人も、ストーリーも、ラストまでずっとジャズってる、、、。
ジャズが物語に、いや、物語がジャズになったような映画に笑いました!

石塚真一(漫画家「BLUE GIANT」)

白鍵と黒鍵の間には、
小気味良いカオスと満足感が転がっていた。
実にノンシャランな映画!

オダギリジョー(俳優)

南博先生には20歳くらいの時に少しの期間レッスンを受けていました。
当時の自分も音大に通っていて南さんに教わってる頃から
人生がバンドの方へとシフトしていったので、面白かったですノーシャランと。
南先生も映画のたくみ先生のようにタバコを燻らせながらレッスンしてました。
音楽家にとって相反する自分が共存したり綱引きしたりは常で、
イメージや表現が面白くてお洒落でした。
池松壮亮さんの所作と雰囲気が南さんのそれとソックリに見えて凄いです。
音楽も世界観に沿っていて素敵でした!

伊澤一葉(東京事変・the HIATUS/作曲家 鍵盤奏者)

魔曲「ゴッドファーザーのテーマ」が織りなす洒脱なるデカダンス。
各々の音楽に対しての思い入れがとてもリアルであり強烈なので、
歪であっても妙に共感できてしまう。
夜の銀座の光と闇はまさに白鍵と黒鍵のごとし。

菊池亮太(ピアニスト)

ふと微笑んでしまうような場面の数々、
それは演奏中に奏者が魅せるプレイや無邪気な一面に
にやついてしまう瞬間にとても近いものを感じました。
ぼくの生まれ年の銀座の夜、
こんなスモーキーでユーモアな一夜がどれほどあったのか。
予測不能なJAZZの熱演のごとく、すばらしく裏切られました。

TENDRE(ミュージシャン)

物語は自分は全く知らない昭和の銀座が舞台で、
スタイリッシュだけどスリリングに物語が予想外に展開していき、
最後の最後までハラハラしながら物語を楽しみました。
初心の気持ちで音楽の仕事に飛び込んだ博と、
その世界で初心を忘れてしまった南の心の模様が、
背中合わせで同じ時間軸で進んでいく不思議な世界でした。

ジャズの音楽が盛りだくさんのこの映画を自分のような若い世代に是非見てもらって、ジャズを楽しんでくれる人が増えると良いなと思っています。

中村海斗(ドラマー)

音楽のエネルギーがドクドクと脈を打つ、妖艶な映画だ。
「ゴッドファーザー」の旋律が夜をかき回し、街が甘美な喧騒に酔っ払う。
俳優陣の誰も彼もが輝いていて、最高に魅惑的な池松壮亮を目撃できる。

岨手由貴子(映画監督)

ある瞬間に生まれる、リアルでない“飛躍”が、
まさに映画的に感じられ、ああ、ほんとにいい映画だなあ、
映画が好きでよかったなあと思うと同時に、
自分もこんな“飛躍”を作れる監督になりたいと
大きな刺激をいただきました。

三島有紀子(映画監督)

ユーモア纏い複雑に絡み合う構成は
旋律を奏でるかのように
人も時間も交差していく。

岩井澤健治(映画監督)

なにか途方もないことが起きそうな、
夜の街のざわざわした気配を、
その混沌や高揚感や、華やぎやきな臭さまで一緒くたにして、
ざわざわしたまま映しとった、
最高に粋で、最高に破天荒な音楽映画。

門間雄介(ライター/編集者)

※敬称略/順不同